概要
説明
QE for UARTは、通信を確認することを目的としたツールです。最小限のプログラム作成や操作で使用可能です。
特長
- 通信モニター等の特別な機器無しで、UARTの通信ログをモニタリング可能
- UART通信に必要な設定が一目で確認可能
- UART通信中によく発生するエラーをキャッチ。原因の表示も可能
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リリース情報
QE for UART
最新Ver.: V1.0.0
リリース: 2018/02/20
ターゲットデバイス
詳細情報
機能
通信モニター等の特別な機器無しで、UARTの通信ログをモニタリング可能
QE for UARTは、通信モニター等の特別な機器を使用することなく通常の開発環境(エミュレータおよび統合開発環境)のみで、すぐにUART通信のログ表示が可能です。送信/受信データをそれぞれ分けて表示し、ASCII表示/16進数表示も選択できます。
ログのカスタムデコード機能も備えており、通信プロトコル仕様を含めたUART通信処理のデバッグを効率よく進められます (Note1, 2参照)。
UART通信に必要な設定が一目で確認可能
UARTの通信に必要な、ボーレートやデータ長などのレジスタ値およびその説明を一覧で表示します。通信先機器の設定値とこのビューの値とを見比べるだけで、設定不備箇所を特定できます。
UART通信中によく発生するエラーをキャッチ。原因の表示も可能
QE for UARTはUARTドライバの動作をウォッチすることで、オーバーランエラー・フレーミングエラーなどのよく起こる通信エラーを検出できます。またエラー発生時にシステムをブレークする機能により、修正すべき箇所の特定を容易にします。
Note
- デコード機能には、フリーソフトの「Wireshark®」を別途インストールが必要です。
- プロトコル仕様入力には「Microsoft® Excel®」を別途インストールが必要です。
対応デバイスドライバ
デバイス | ドライバ | 入手方法 |
---|---|---|
RXファミリ | RX ファミリ SCI モジュール Firmware Integration Technology r_sci_rx (Note1) | RX ファミリ SCI モジュール Firmware Integration Technology Rev.5.30 (PDF | English, 日本語) |
スマート・コンフィグレータ SCI(SCIF) 調歩同期式モード | 周辺機能をスマート・コンフィグレータのGUI上で設定し、設定内容に応じたドライバコードを出力します。 スマート・コンフィグレータの詳細はこちら >> |
デバイスドライバの組み込みはスマート・コンフィグレータのご使用をお勧めします。
対応デバイスドライバを使用しない場合も、QE for UARTを使用可能です。詳細は製品のヘルプを参照ください。
Note
- RX Driver Packageに含まれているFirmware Integration Technology(FIT)モジュールです。RX Driver Packageは、マイコンの初期化、フラッシュセルフプログラミング、タイマ制御、UART通信、A/D等の基本機能や、USB、Ethernet等の応用機能を利用するためのソフトウェアパッケージです(OSレス環境向け)。
RX Driver Packageの詳細はこちら >>
対応デバッガ/コンパイラ
製品 | |
---|---|
対応デバッガ | オンチップデバッギングエミュレータ (E2, E2 Lite, E1, E20) |
対応コンパイラ | e² studio V5.4.0以降に対応したルネサス製コンパイラ (CC-RX) |
ターゲットデバイスの注釈
Note: ボーレート表示機能は以下グループのみ対応。RX113, RX130, RX231, RX230, RX65N, RX651, RX64M, RX71M