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Masaki Hama
Masaki Hama
Senior Staff Engineer
掲載: 2021年8月16日

無線ソリューションにおいて、近年、更なる付加価値や容易性を求められる機会が増えてきました。見て楽しいだけではなく、お客様の実開発を簡単に実現するための仕組みが必要になってきています。

解決すべきは、実機評価です。無線評価を行う場合、利用環境は重要な要素となり、現地での測定や迅速な原因分析による解決も求められます。

そこでルネサスでは、"silex社"提供の電波認証付き無線モジュールの評価ボード"SX-23BT-EVK"とコラボレーションして、ルネサス"RX23W"の開発から無線評価までを一挙に行えるソリューションを開発しました。統合開発環境"e2studio"にて、コード開発から利用環境における無線評価までを行える仕組みを提供します。

"RX23W"をご利用頂くために、以下をご準備下さい。

  • 無線評価ボード"SX-23BT-EVK"
  • "E2エミュレータLite"
  • 統合開発環境"e2studio"(評価版はWebから無料ダウンロード)
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これで簡単にそれぞれの評価が可能となります。

【無線実評価】

3つのステップで、利用環境での無線実評価が可能となります。

  1. まず最初に、サンプルコードのプロジェクト環境を構築
  2. silex社から提供されるQuick Start-Up Guideを利用
  3. 無線部分を統合し、無線送受信も可能な環境を構築

【総電力評価】

無線評価ボードはほぼ全端子が外に出ていますので、お好みの部品を取り付けて頂ければ、無線実評価と総電力評価が共に可能です。

以上のように、簡単に構築できる無線・電力評価を行えるボードを開発環境に追加することで、お客様自らの利用環境で評価を簡単に行えます。パートナーの強み「無線通信の信頼性」とルネサスの開発資産の活用が上手く統合できたソリューションとなっています。

RX23Wに関するより詳しい情報はこちら、「統合開発環境 e2 studio」に関してはこちらをご覧ください。

silex社の評価ボードに関してはこちら、デモに関する詳しい情報はこちらを参照下さい。

今回紹介したソリューションは、ルネサス統合開発環境下で、製品利用環境での無線実評価や総電力評価をも可能にし、開発初期段階から無線実評価の結果を容易にフィードバック出来ます。ぜひお試し下さい。

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